PancakeSwapはバイナンススマートチェーン(BSC)の代表的なDEXです。
PancakeSwapのメリット・デメリットと主要サービスの特徴をまとめました。


この記事をみればPancakeSwapが何か分かるよ!
PancakeSwapとは? 分散型取引所(DEX)です!
パンケーキスワップ(PancakeSwap)は、通貨を交換(スワップ)したり運用したりできる分散型取引所(DEX)の一つです。

DEXってなに?
DEXはコインチェックやBINANCEのような管理者のいる取引所(CEX)と違い、管理者のいない取引所です。
DEXはブロックチェーン上で契約を自動執行できるスマートコントラクトと呼ばれる機能を利用して、第三者を介さずに直接仮想通貨を取引できます。
PancakeSwapはDEXのなかで、BNBを主要通貨とするバイナンススマートチェーン(BSC)というシステム上で取引がなされます。

DEXは管理する人がいなくても取引ができるのか!
PancakeSwapの特徴とメリット
手数料が安い
DEXは管理者がいない分、CEXと比べて手数料が安いです。
また、BSCでガス代(手数料のようなもの)として使われるBNBの額は、他のチェーンと比べて安いです。
処理が速い
BSCは処理速度が速く、効率的な取引が可能です。
サービスが多い
スワップ(交換)、流動性マイニング、ステーキングなど、様々なサービスを提供しています。
高い利率
DefiとしてのPancakeSwapは、利率が1%から1,000%越えまで利回りが高いのが特徴です。

スゴイ!良いことばっかりじゃん!
多大なメリットがありますが、デメリットもあります。
PancakeSwapのデメリット
セキュリティリスク
PancakeSwapは金融庁の認可・登録を受けていない海外サービスです。
PancakeSwapを利用して犯罪行為にあっても、自己責任となります。
また、PancakeSwapはインターネット上のサービスのため、ハッキングリスクが高いと考えられます。

PancakeSwapだけじゃなく、Defi全般に言えることだね……
金融リスク
PancakeSwapは上場していない通貨も扱うことができます。
マイナー通貨やいわゆる「草コイン」は、大きく値上がりすることもありますが、一気に下落して回復しない場合や、最悪はコインがなくなる(コインの価値が0になる)こともあります。
また、PancakeSwapのガバナンストークンであるCAKEの価格が下がって戻らない可能性もあります。

せっかく稼いだトークンの価値が0になるなんて……
操作ミスによる損失
仮想通貨を失う最もよくあるパターンが送金ミスによる資金消失です。
例えば、仮想通貨取扱会社から自分のウォレットのアドレスを間違えて別の場所に送ってしまうことなどがあります。
この場合、失った通貨を取りもどすことはほぼ不可能です。

仮想通貨を扱うならアドレスチェックは入念に!
不安定な収益性
PancakeSwapの中には1,000%を越えるAPR(年利)の商品もあります。
ですが、APRは刻一刻と変わってしまいます。
リターンが安定しません。
また、APRは時間がたつと低くなっていくケースが多いです。

安定感がないのか~
法的保護がない
日本の法律が及ばないため、投資は完全な自己責任となります。
PancakeSwapを利用する場合は、上記のリスクを頭に置いておく必要があります。

結構デメリットも大きいね……
PancakeSwapの扱う主なサービスは?
スワップ(交換)
トークンとトークンをスワップ(交換)するサービスです。

テザー(USDT)やイーサリアム(ETH)のような主要な通貨だけでなく、アルトコインや草コインのようなマイナートークンもスワップできます。

アルトコインが入手できるんだね!
ステーキング(syrupプール)
トークンを預けることで報酬としてCAKEがもらえます。
難しい操作もなく、リターンは安定していますが、年率は1~5%と低くなっています。


う~ん、5%くらいなら仮想通貨投資する必要ないんじゃ……
流動性マイニング(ファーム/流動性)
2つの通貨をペアにして預け、運用するサービスです。

利率は10%~1,000%越えという高利回りですが、APRが安定しないことや変動損失(インパーマネントロス)があるためリスクが高いです。
また、取引ペアの取引量や手数料を調べたり、価格範囲を自分で決めたりと仮想通貨運用を始めたばかりの方には難しいのが欠点です。

触ってみたけどよく分かんない……
以下の記事で流動性マイニングの詳しい説明をしているので参考にしてください。
ポジションマネージャー
流動性マイニングは始めたばかりの方には少し難しいです。
ただ、大きい利率は魅力的です。
簡単で利率も高く!という方にはポジションマネージャーがおすすめです。

ポジションマネージャーは、流動性マイニングの運用をプロに任せるサービスです。
利率はステーキングより高く、流動性マイニングより低いという感じですね。
リスクを下げつつ、数十%以上のリターンを得ることができるので、流動性マイニングは初めての方におすすめのサービスです。

ボクみたいな初心者にはピッタリじゃない!?
まとめ・サービスの違いをよく理解して使いこなそう!
ここまでPancakeSwapのメリットとデメリットの両方と、各種サービスについて解説しました。
メリット
- 手数料が安い
- 処理速度が速い
- サービスが充実している
- 利率が高い
デメリット
- トークンの価格下落リスクがある
- 収益が不安定
- すべて自己責任
PancakeSwapのサービス
- スワップ
- ステーキング
- 流動性マイニング
- ポジションマネージャー
PancakeSwapのサービスは非常に魅力的です。
ですが、使い方を間違えると大損もありえます。
PancakeSwapを利用するには、メリットだけでなくデメリットもよく理解した上で利用しましょう。

利率の高さに振り回されないようにしよう!
コメント